関連サービス/製品:Cohesity
主に土木、建築といった建設事業を手掛ける三井住友建設では、社内で使われる多数のシステムが稼働する仮想化基盤のバックアップとしてテープライブラリシステムを用いていたが、バックアップ・データリカバリーの時間や、運用管理の負荷、DR(災害復旧)対策に課題を抱えていた。
システムの更新時期が迎えたのを期に、バックアップシステムの見直しを行い、ハイパーコンバージド型バックアップソリューション「Cohesity DataProtect」を選定した。
「Cohesity」の導入によりテープ交換業務は不要となり、さらにはクラウドへの自動バックアップも実現。また高速検索機能やデータ削減機能を高く評価。最大の課題であったバックアップ運用コストの削減とクラウドを活用したDR対策を実現した。
1887年(明治20年)創業の旧三井建設株式会社と1876年(明治9年創業)の旧住友建設株式会社が2003年(平成15年)に合併して創立した三井住友建設株式会社。霞が関ビルに代表される超高層建築やプレストレストコンクリート橋梁などの長年培ってきた建設技術を土台に、数多くの建築・土木建設を手掛け、人々が豊かに生活していく空間を提供している。
同社では社内で利用されるさまざまなシステムを仮想化基盤に集約。その数は150にも及ぶという。従来、これらのシステム・データのバックアップはテープライブラリシステムを使っていた。同社経営企画本部 情報セキュリティ管理室 課長の平賀健氏は「テープライブラリには40本テープが入り、150システムのフルバックアップを1週間かけて順次行っていました。ライブラリ内、データセンター内、DR対策として遠隔地の計3セットをローテーションしていました」と語る。
「運用に関しては外部に業務を委託しており、このテープの入れ替え作業も週1度行ってもらっていました。しかし、テープ媒体の入れ替えや定期的な購入管理やテープドライブのクリーニングなどの作業にかなり工数がかかっていたので、どうにか削減できないものかと考えていました」(平賀氏)
バックアップデータの運用に関しては別の課題もあったという。「年に何度かあるのですが、社員から誤ってデータを消去してしまったのでデータをリストアしてほしいというリクエストがあります。リストアするべきデータがどのテープに入っているかを見つけ出すのには時間と工数がかかっていました。これが遠隔地に送ったテープのセットに入っていたら、かなりの時間と工数を要してしまいます」(平賀氏)
資本金:12,003,797,895円
設立年月日:1941年10月14日
本社所在地:東京都中央区佃二丁目1番6号
事業概要:
【建設事業】土木・建築・プレストレストコンクリート工事の設計・施工及びこれらに関する事業
【開発事業】不動産の売買、賃貸及び管理に関する事業
https://www.smcon.co.jp/
三井住友建設株式会社
経営企画本部
情報セキュリティ管理室
課長
平賀 健 氏
本件についてお問い合わせ
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