関連サービス/製品:Cohesity
1954年に創業したニッタンは「お客様の大切な生命、財産を火災からお守りする」を企業理念として掲げ、以降60年以上にわたり、総合防災システムメーカーとして消防設備・機器の開発・製造、設備の設置工事、保守を手掛けてきた。最近ではビーコンを活用した屋内位置情報システム「B Catch Now」のサービスを開始。非常時の避難誘導や初動対応支援のみならず、通常時のリアルタイム所在地把握や行動データの可視化に応用できるシステムとして期待されている。
国内のみならず、アジア・ヨーロッパを中心とした海外にも進出。多くの国の人々の生命や財産を火災から守るべく奮闘している。
情報システム部課長の中司泰弘氏は、ニッタンのITシステムについて「社員数1,000名あまりと規模はさほど多くはありませんが、開発・製造から、施工、保守まで幅広い業務を手掛けていることもあり、情報システム部で運用しているシステムは多岐にわたります。そのため、運用負荷をどう軽減するかは大きな課題となっています」と語る。
同社では5年ほど前に全国の拠点に分散していたNASやファイルサーバーを、セキュリティ強化やデータ保全の観点から、データセンタに設置した40TBの容量を持つNetAppに集約。運用を行ってきた。
ところが、機器開発のCADデータや、工事施工記録などで画像などの大容量データが急激に増加し、導入から4年ほどで空き容量が少なくなり、急遽対策に迫られることになった。
「実はNetAppは別の販売店から導入したのですが、バージョンが古く、容量拡張ができませんでした。そこで、容量不足対策にあたっては、それまでネットワーク関連をお願いしていたテクマトリックスに相談することにしました」(中司氏)
当初、中司氏は別のソリューションの導入を検討していたが、テクマトリックスの勧めで「Cohesity」の導入を決める。「当初はCohesityをバックアップターゲットストレージとして導入する予定でいました。NetApp内のデータをCohesityに退避することで、NetAppの容量を確保しようともくろんでいたのです。ところが、Cohesityにはもっと使える機能があることが分かってきたため、結果的にはプライマリーNASストレージやクラウドゲートウェイとしてもCohesityを活用することになりました」(中司氏)
当初の想定とは違う使い方での導入となったが、Cohesityを選択した理由を中司氏はこう語る。「なにより、データの検索がしやすく、性能も速いことに驚きました。実は、月2~3回、ユーザーから誤って消してしまったデータを戻してほしいという依頼があり、これが意外と手のかかるものでした。NetAppは検索にやたらと時間がかかり、ファイル内の文字列をつかった検索もあまり精度が高いものではありませんでした。ところがCohesityで検索を行うと、ほぼ瞬時で結果が出てくるので驚きました。聞くとSSD内にメタデータを持っているとのことで、その速さに納得しました。また、検索エンジン感覚で検索できるのも魅力的でした。精度も高く、データリカバリーの依頼もさほど負担ではなくなっています」。
もう一つ、導入を決定した理由の一つにCohesityの柔軟性があるという。
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資本金:23億250万円
設立年月日:1925年12月
従業員数:1,171名(2020年10月1日現在)
本社所在地:東京都渋谷区笹塚1-54-5
事業概要:消防用設備全般の技術開発、生産、工事施工、機器販売、保守点検業務
https://www.nittan.com/
ニッタン株式会社
情報システム部 課長
中司 泰弘 氏
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