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NEOで扱っているOSSの説明(Part4)~NEOにおけるMattermost~

本記事では、NEOが提供するOSS(Open Source Software)について説明します。
本タイトルは、複数回に分けて掲載していきます。
 
※本記事は「NEOで扱っているOSSの説明」シリーズのパート4となります。

<目次>

目次[非表示]

  1. 1.はじめに
    1. 1.1.テクマトリックス 「NEO」について
  2. 2.NEOが提供するOSS
  3. 3.NEOが提供するOSSの説明
    1. 3.1.プロジェクト管理
      1. 3.1.1.プロジェクト管理とは
      2. 3.1.2.Redmine
        1. 3.1.2.1.基本的な機能や特徴
        2. 3.1.2.2.NEOにおけるRedmine
        3. 3.1.2.3.NEOにおけるMattermost
        4. 3.1.2.4.基本的な機能や特徴
        5. 3.1.2.5.NEOにおけるMattermost
  4. 4.参考
  5. 5.まとめ

はじめに

テクマトリックス 「NEO」について

NEO製品に関しては、「​​​​​​​クラウドネイティブ内製化支援サービス:テクマトリックスNEOとは 」記事を参照ください。

NEOが提供するOSS

NEOでは、VMやKubernetesを対象に、OSSのサービスを自動構築するための様々なテンプレートを提供しております。これらのテンプレートを通じて、設計から構築まで時間を要するサービスの導入を、比較的短時間で行うことが可能です。
 
NEOが提供しているOSSのテンプレートは、下記のツールとなります。
本タイトルでは、下記に記載の各ソフトウェアについて紹介します。
今回ご紹介するのは「プロジェクト管理 」 のOSSとなります。

  • ソースコード管理
    Gitlab
  • アーティファクト管理
    JFrog Artifactory

  • CI/CD
    Jenkins
    Argo CD

  • テスト自動化
    ​​​​​​​Selenium
    Serverspec

  • プロジェクト管理
    Redmine
    Mattermost

  • リモートデスクトップ ゲートウェイ
    Apache Guacamole

  • ネットワークトラフィック管理
    NGINX Ingress Controller

  • 監視・モニタリング
    Prometheus
    Elastic Stack

  • シークレット管理
    HashiCorp Vault

NEOが提供するOSSの説明

プロジェクト管理

プロジェクト管理について、NEOで提供しているOSSを紹介します。

プロジェクト管理とは

  • プロジェクト管理について
    プロジェクト管理は、特定の目標を達成するために計画、組織、実行、監視、制御するプロセスのことを指します。プロジェクト管理は、さまざまな業界や分野で重要な役割を果たしており、効果的なプロジェクト管理はプロジェクトの成功に不可欠です。

Redmine

Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理およびチケットトラッキングシステムです。Ruby on Railsで開発されており、ウェブベースのインターフェースを通じてプロジェクトの進捗監視、タスク管理、コラボレーションなどを行うことができます。Redmineは、チームや組織がソフトウェア開発プロジェクトやビジネスプロジェクトを効果的に管理するための機能を提供します。

基本的な機能や特徴
  • バグ、タスク、要件、改善項目の課題管理
    Redmineではバグ、タスク、要件、改善などの課題をチケットとして管理できます。それぞれの課題には、タイトル、説明、優先度、担当者、期限などの情報を設定できます。

  • ガントチャート
    プロジェクトのスケジュールやタスクの依存関係を視覚的に表示するガントチャートが利用できます。これにより、プロジェクトの進捗状況をよりわかりやすく把握できます。

  • プラグインによる機能拡張
    Redmineは多くのプラグインをサポートしており、新しい機能を容易に追加することができます。プラグインを追加することで、Redmineの機能を拡張することが可能です。また、プロジェクトに特有のニーズに対応するため、カスタムプラグインを作成することも可能です。

  • Lychee Redmineによる機能強化

    テクマトリックスでは、Redmineの拡張機能として、タスク管理、進捗管理・スケジュール管理・工数管理などRedmineの機能をさらに強化することが可能なサービスとして「Lychee Redmine」を提供しております。Lychee RedmineはRedmineの追加機能として利用することができます。
    Lychee Redmineとの組み合わせにより、Redmineの機能を最大限に発揮することが出来ます。

NEOにおけるRedmine

NEOによって構築されるRedmineテンプレート は、以下の特徴があります。

  • NEO各サービスの開発作業のチケットベースでの管理に利用可能
    NEOが提供しているJenkins、Gitlab、Artifactory等のテンプレートとRedmineを連携して利用することにより、開発作業の一連のプロセスをRedmineからチケットベースで管理することが可能です。

  • 仮想マシンの作成からインストールまでの初期設定
    仮想マシンの作成からRedmineインストールまでの初期設定をテンプレートから自動で行います。
    NEOによって検証された構成をそのまま利用する事ができます。

  • マシンスペックの調整
    Redmineテンプレートから環境構築実行時に、任意のマシンスペックを指定可能です。
    構成したい環境の規模に合わせて、最適なスペックな環境を選択出来ます。

  • 各種NEOリソースとの疎通設定をデフォルトで構成
    その他のNEOから構築されたリソースとの疎通設定はデフォルトで構成されます。NEOで構築したサービスとの連携を比較的容易に行うことが出来ます。

  • データ領域にAWS RDS(PostgreSQL)を構成
    製品が使用するデータ領域として、PostgreSQLを構成しております。
    Redmine導入環境とクラウド上のマネージドDBサービスと連携することで、DB運用(自動バックアップ、ストレージの自動スケーリング、リソースレベルのアクセス許可など)が容易に実現でき、これらの運用に関わる負担を軽減できます。

  • Lychee Redmine(要ライセンス)の組込みが可能
    Lychee Redmineのライセンスをご購入のお客様は、テンプレート実行時に、任意でLychee Redmineをオプションで組み込むことも可能です。



NEOにおけるMattermost

Mattermostは、オープンソースのチームコミュニケーションおよびコラボレーションプラットフォームです。Slackのような機能を提供し、チーム内のコミュニケーションや情報共有、ファイルの送受信などをリアルタイムで行うことができます。Mattermostは、企業やチームがセルフホスト型でインスタントメッセージングシステムを構築することを可能にします。

基本的な機能や特徴
  • チャットとメッセージング

    Mattermostはリアルタイムのチャット機能を提供します。ユーザーは個別チャットやグループチャットを行い、テキストや絵文字、ファイルなどのコンテンツを共有することができます。

NEOにおけるMattermost

NEOによって構築されるMattermostテンプレートには、以下の特徴があります。

  • NEOの各サービスと連携し、チャットベースでのシステム運用に利用可能
    MattermostをNEOで構築された各サービスと連携し、チャットベースでのシステム運用(ChatOps)に活用可能です。プラグインやSlash commandの機能を利用して、Mattermostから以下のような運用が可能となります。

    運用例)

  1. Gitlabソースコード管理のイベント (Push、Merge Request) 通知など

  2. Jenkins のジョブ実行やビルド結果の通知など

  • 仮想マシンの作成からインストールまでの初期設定

    仮想マシンの作成からMattermostインストールまでの初期設定をテンプレートから自動で行います。
    NEOによって検証された構成をそのまま利用する事ができます。

  • マシンスペックの調整可能

    Mattermostテンプレートから環境構築実行時に、任意のマシンスペックを指定可能です。
    構成したい環境の規模に合わせて、ハイスペック、またはロースペックな環境を選択出来ます。

  • 各種NEOリソースとの疎通設定をデフォルトで構成

    その他のNEOから構築されたリソースとの疎通設定はデフォルトで構成されます。NEOで構築したサービスとの連携を比較的容易に行うことが出来ます。

  • データ領域にAWS RDS(PostgreSQL)を構成
    製品が使用するデータ領域として、PostgreSQLを構成しております。
    Mattermost導入環境とクラウド上のマネージドDBサービスと連携することで、運用(自動バックアップ、ストレージの自動スケーリング、リソースレベルのアクセス許可など)が容易に実現でき、これらの運用に関わる負担を軽減できます。

参考

本記事で紹介したOSS製品の参考資料のリンクです。

Redmine
Redmineドキュメント
Redmineプラグイン一覧ページ
テクマトリックス  Redmine(Lychee Redmine)クラウドサービス

Mattermost
Mattermost製品ページ
Mattermostドキュメント
Mattermost Marketplace(Mattermostプラグイン一覧ページ)
ChatOpsガイド
Slash command


まとめ

本記事では、「プロジェクト管理」において、テクマトリックス「NEO」が提供するOSSとその機能を紹介しました。
次回は「リモートデスクトップゲートウェイ」「ネットワークトラフィック管理」のOSSについて紹介します。

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