
Dispelの新機能 セキュリティフレームワーク対応状況を可視化する「Compliance」
はじめに
Dispelはゼロトラストに基づいたOT環境のためのリモートアクセスを提供しています。多くの企業が業界のセキュリティ規制要件を満たしていることを証明するために、監査のたびにエビデンス収集、分析、報告に取り組んでいます。きわめて重要な活動であり、監査のタイミングだけでなく常時適切な状態が維持されなければなりません。その対応に携わる専任チームには多くの時間と労力がかかることも事実です。
アメリカを中心に世界各国のお客様に採用されているDispelのリモートアクセスソリューションには、自社に求められるセキュリティガイドラインや規制要件に準拠できているかを自動的かつ継続的に可視化するCompliance機能があります。監査時に証拠となる資料を一から準備する必要はなく、必要なときに最新のコンプライアンス対応状況や証跡を確認・出力することで、監査の対応負荷を大幅に軽減できます。
本記事では、Dispelの新機能「Compliance」が、セキュリティフレームワークへの対応状況の可視化や監査証跡の収集・レポート作成の効率化にどのように貢献するのかをご紹介します。
Compliance機能の概要
Compliance機能は、Dispelで実現するセキュリティ対策と各種セキュリティフレームワークとの対応関係を可視化する機能です。どの要件を満たしているのか、どの項目に改善の余地があるのかをダッシュボード上で確認でき、コンプライアンスへの対応状況を継続的に把握できます。
機能①セキュリティフレームワークへの対応状況の可視化
Dispelの設定状態をもとに、各セキュリティフレームワークへの対応状況を自動的に評価します。例えば、MFAの有効化やセッション記録の実施有無などを確認して、フレームワークやガイドラインで求められる要件を満たしているかを判定します。スコアリングされた評価結果がダッシュボード上で確認できます。

【画像】セキュリティガイドラインの対応状況
Dispelのサービスを使うことで、各種セキュリティガイドラインにどの程度対応しているかをリアルタイムに把握することができます。
機能②監査証跡を自動収集
評価結果だけでなく、その根拠となる証跡も継続的に収集・保管します。各評価結果にはタイムスタンプが付与されるため、「監査時だけ設定していた」のではなく、「継続的に要件を満たしている」ことを証明できます。監査時には必要な証跡をすぐに参照できるため、エビデンス収集の負荷を大幅に削減できます。
機能③設定変更による評価結果の変化を確認
設定変更によってコンプライアンス評価がどのように変化するかをシミュレーションできる機能も搭載されています。例えば、パスワードポリシーを変更した場合に、コンプライアンス評価へどの程度影響するのかを確認できます。優先して取り組むべき対策を検討する際に役立ちます。
機能④レポート出力
評価結果をレポートとして出力できます。レポートでは、セキュリティフレームワークに対する実施項目や未対応項目などを確認する事ができます。レポートは、OSCAL形式でのエクスポートにも対応しております。
※OSCAL(Open Security Controls Assessment Language)とは、NISTが策定したコンプライアンス情報を標準化するためのデータ形式です。
現在対応しているセキュリティガイドライン
フレームワーク | プロファイル/ベースライン |
IEC 62443-3-3 | SL1 - 4、ベースライン |
NIST SP 800-53 Rev 5 | Low, Moderate, High, Privacy |
NERC CIP | 現在有効なバージョン |
NIST Cybersecurity Framework (CSF) 2.0 | コア |
SANS 5 | コア |
EU NIS2 | 実施規則(EU)2024/2690 |
今後は、上記以外のセキュリティフレームワークにも順次対応予定です。最新の対応状況や詳細については、Dispel公式サイトをご確認ください。
https://docs.dispel.com/secure-and-govern/overview/supported-frameworks
まとめ
コンプライアンス対応では、セキュリティフレームワークの要件を満たしているかどうかを証明するだけでなく、その状態を継続的に維持、把握、管理できることが重要です。DispelのCompliance機能を活用することで、リモートアクセス環境に対する監査時の確認作業やエビデンス整理を効率化しながら、日々のセキュリティ維持につなげることができます。工場のセキュリティガイドラインや規制要件への対応、特にリモートアクセス環境に関する監査対応と有効性に課題を感じている方は、ぜひDispelをご検討ください。



