
Dispelが提供する3つの接続方法のご紹介
はじめに
Dispelでは、ゼロトラストの考え方に基づいたリモートアクセスに加え、特権管理や証跡管理の機能を備えた包括的なリモートアクセス基盤を提供しています。あわせて、利用シーンやユーザーに応じて選択可能な3つの接続方法を提供している点も大きな特長です。
本記事では、Dispelが提供する3つの接続方法の概要と接続方法が適したユースケースについてご紹介します。
※各接続方法の詳細については、別途ブログにて解説予定です。
※Dispelのリモートアクセス全体の概要については、こちらをご覧ください。
Dispelが複数の接続方法を提供する理由
製造現場や特殊な設備を扱う環境では、業務上、様々なユーザーがシステムへアクセスします。社内の常駐エンジニアは勿論、委託事業者や、設備ベンダーなど多岐にわたり存在します。これらのユーザーは役割や利用頻度だけでなく、使用する端末環境や求められるセキュリティ管理の水準も一様ではありません。こうした状況を踏まえ、Dispelは「接続方法を1つに固定せず、用途ごとに最適な手段を選択できること」を重視しています。
なお、Dispelでは、一般ユーザーが対象デバイスへアクセスする場合、アクセス申請・承認のワークフローを経た上で、下記の接続手段を利用してアクセスを行う運用となっています。
接続方法①:仮想デスクトップ(VDI)
■概要
VDIは、Dispelが提供する仮想デスクトップに接続して作業を行う方式です。すべての作業を安全なVDI上で完結させることができます。アクセスする作業者の端末にデータが残ることもありません。また、VDIはカスタマイズが可能で、予め作業に必要なアプリケーションをインストールしてマスターイメージとして保存しておくことで、柔軟かつ共通の作業環境を用意することができます。
※接続方法の詳細については、ブログ「[Dispel Secure Remote Access] RDPによるVDIへの接続」をご覧ください。
■ポイント
- 事前に用意されたVDIで作業を行うため、利用者の端末環境(アプリケーションの有無やセキュリティ対策の状況)に依存せず安全なリモートアクセスが可能です。
- VDI上の操作は自動的に録画されるため、ユーザーがどのような作業を行ったかを視覚的に確認できます。
■どんな利用シーンにおすすめか
- 従業員だけでなく社外の委託事業者や設備ベンダーからのアクセスが発生する
- 専用のアプリケーションを利用した作業が必要
端末のセキュリティ管理が難しい社外ユーザーや、作業内容などの把握、証跡管理が求められている社内ユーザーに対しては、VDIによる接続が特に有効です。
接続方法②:Browser Connect
■概要
Browser Connectは、WebブラウザからDispelの通信基盤を経由して対象システムへ直接アクセスできる接続方式です。クライアントに特別なソフトウェアのインストールは不要で、ブラウザのみでシームレスに接続できます。現在、Browser Connectでは RDP、SSH、VNC、HTTP(S)の各プロトコルをサポートしています。
■ポイント
- VDIよりも接続操作が少なく、短い時間で対象システムへアクセス可能です。
- VDIと同様に、作業は自動的に録画されます。
■どんな利用シーンにおすすめか
- 従業員だけでなく社外の委託事業者や設備ベンダーからのアクセスが発生する
- 一般的なプロトコルを使った作業(特定のアプリケーションを必要としない作業)
迅速さと手軽さを重視する利用シーンでは、Browser Connectによる接続が有効です。
接続方法③:VPN(Dispel Application)
■概要
従来型のVPN接続をDispelのセキュアな基盤上で提供する接続方式です。Dispelが提供する Windows/iOS/macOS 向けのVPNクライアントをユーザー端末にインストールすることで、利用者の作業端末から目的の拠点やシステムへ安全に接続できます。
■ポイント
- VDIを利用せずにリモートアクセスが可能なため、利用シーンによってはコストを抑えた運用が可能です。(DispelではVDI、ブラウザコネクトのライセンス数に応じて料金が変動します。)
- 通信はDispelの環境を経由するため、VDIと同様にユーザー単位でのアクセス制御を行うことができます。
- VDIとBrowser Connectとは異なり、ユーザー端末で行われる操作は録画されません。
■どんな利用シーンにおすすめか
- 従業員によるアクセス、または専用端末の利用に限定したアクセス(セキュリティソフトのインストールや設定を完全に強制、管理できる)
社内で適切に管理された端末を利用して、既存の業務環境に直接アクセスしたいユーザーにはVPN(Dispel Application)による接続が適しています。
接続方式 比較表

まとめ
Dispelは、VDI、Browser Connect、VPN(Dispel Application)という3つの接続方法を提供することで、多様な利用シーンやユーザーに対応可能な、実用性と安全性を両立したアクセス基盤を実現しています。ユーザーの属性や利用方針に応じて最適な接続方法を選択・併用できるため、高いセキュリティを確保しながら、運用面や利用者の負担にも配慮したアクセス設計が可能です。
「ユーザーごとに適切なアクセス方法を使い分けたい」「セキュリティと運用負荷の両立に悩んでいる」そのようなお悩みをお持ちのお客様は、ぜひDispelの導入をご検討ください。



